こんにちは。Emi(@Emi07033909)です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は勤務医が働きながら資産を増やすのに有用な方法です。節税しながら資産運用ができるため、高収入な医師は必ず申し込みたい制度です。今日はiDeCoについてまとめてみました。
- iDeCoってなに?
- iDeCoのメリット、デメリットって?
こんな医師の先生方はぜひ読んでください。
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度で、加入は任意です。
iDeCoはご自分で申し込み、掛金を拠出し、ご自分で運用方法を選んで掛金を運用します。 掛金とその運用益との合計額を給付として受け取ることができます。
iDeCoでは、掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇措置が講じられています。
イデコ公式サイト
つまり老後にもらえる公的年金とは別に自分で積み立てる私的年金です。
公的年金だけでは老後の生活が厳しくなる可能性が高いため、働いている現役時代に積み立てて将来の年金の足しにするのです。
iDeCoの節税効果
掛金が全額所得控除
拠出した資金で元本確保商品や投資信託を選択し、金融機関に依頼し運用していくのですが、その掛金が全額所得控除になります。
掛金全額が所得控除の対象となり、仮に毎月の掛金が1万円の場合、所得税(10%)、住民税(10%)とすると年間2.4万円、税金が軽減されます。
イデコ公式サイト
掛金額は月5000円から最大68000円/月まで資格によって異なります。
勤務医であれば第2号被保険者になり、毎月最大23,000円=年276,000円拠出することができます。
例えば年収900万の医師の場合、276,000円に対して、所得税33%住民税10%がかかります。
276,000×0.43=118680
本来ならば118,680円の税金を納める必要があるのです。
ですがiDeCoで運用する場合、その掛金276,000円は全額所得控除になり、118,680円の税金を払わずに済むのです。
これを10年、20年と繰り返していくと100万、200万の節税になりますので、その効果は絶大です。早く始めるに越したことはないですね。
運用益も非課税で再投資!
idecoで運用して利益が出た場合課税されません。iDeCoidecoで運用して利益が出た場合課税されません。
本来ならば投資信託や株式ででた利益に対して20.315%の税金が課せられるのですが、それが非課税になります。
idecoには元本確保商品(定期預金など)があるのですが、これらは元本保証のかわりに運用益がでないため、税制メリットを考慮すると運用益をだせる投資信託を選択した方がよいことがわかります。
idecoのデメリットは?
60歳になるまで、原則として資産を引き出すことができない
年金扱いなので、いざというときにお金が必要でも基本的に60歳まで引き出すことができません。
お金に余裕をもって掛金を設定しましょう。
ただ、医師は高収入であることが多く、税金で引かれる分が多いため、正直困ることはあまりないのではないでしょうか。
転職の時の手続きが面倒
idecoは職場が変わるたびに手続きが必要です。
研修医や若手で移動が多い時期は、毎回書類提出があり少し面倒かもしれません。ただ慣れるとそんなに手間ではなくなります。
元本割れの可能性
投資信託で運用する場合、ものによっては元本割れする可能性があります。ですが、この数十年でみても株価は上昇しています。
時折運用商品を見直して、バランスよく投資することで、元本割れする可能性は低いと考えられます。
また、元本確保商品の場合は元本割れは起こりません。
まとめ
iDecoについて解説しました。
- 掛金が全額所得控除、運用益が非課税になり節税効果が高い!
- 60歳まで引き出せない、手続きが面倒、元本割れの可能性があるが、デメリットは少ない!
高収入な医師はiDeCoをしないともったいないです。
次の記事でiDecoの始め方を解説します。
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